悪質営業マンは契約書の内容を勝手に変えてきたりすることもある

指摘されなければ問題なし

 

「注意すべき営業マンの動向」 項目

1.「バックグラウンドは本気で聞いてはいけない」

2.「偽名や偽装退社は当たり前の世界」

3.「見えないところでは言いたい放題」

4.「指摘されなければ問題なし」

5.「法の理屈は所詮、シロウト」

6.「顧問弁護士はハッタリの可能性高し」

 

書いた人

行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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契約等の営業事務に対する一般的なイメージというと、
顧客の希望を聞いた上で互いに打ち合わせた結果を書面化するなりして双方に送付。

それにお互いに署名、押印してクローズするといった感じだろう。

 

当たり前の話だが、こういうのは決まった内容に沿って進めることに意味があって、
余計な手や解釈を加えないからこそ滞りなく進む話でもある。

 

消費者側も話し合いで打ち合わせが済んだ以上、
その通りに話が進んでゆくものと一息ついている頃だろう。

 

 

しかし、そういった思い込みを逆手に取る悪質営業がいる。

 

 

表面上は、通常通りの書類のやり取りに過ぎない。

普通に営業から契約書が送付されてくるから、
既に話がついた上での手続きだ、と、ついつい油断しがちになる。

 

軽く内容を確認したくらいで署名、押印しようとするだろう。

 

 

ところが、この時点で送られてきた契約書の内容が話と違っていることがある。

 

もちろん、これは営業が自己判断で勝手に手を加えているわけ。

改めて内容を細かいところまで確認しないだろう、
もっと言うと、平和的に話を進めたのだからここで敢えて突っ込んでは来ないだろう。

 

そういった当事者の心の弱味につけ込む悪漢の手口だ。

 

 

「指摘されなければこのまま通しちゃえ」という、
営業が一人で勝手に繰り広げ始めたダメ元勝負の一矢である場合もある。

 

 

 

 

本来、内容が違っているのだから気付いたら指摘するのが当たり前だ。

 

しかし、それをやりにくい外容を作り上げるのが悪質営業の腕の見せ所(?)でもある。

 

 

契約ってのは言うまでもなく契約が済むまでは気の抜けない場なんだよ。

だから当事者全員が「このままなにも起こらずに終わってくれよ」と願いながら、
厳かに手続きを進めようとしているわけだ。

 

そこに滞りなく進んでいる様を装って、しれっと手を加えた書類を送り付ける。

相手が改変に気付いたとしても、
そこには「ここで場を乱しては」という懸念がつきまとうだろう。

 

これはそういう当事者にかかる外圧を見透かした上で、それを利用した手口なんだよ。

 

 

そして、仮に相手が指摘してきたとしても、
営業はさも当然かのように「そういう話だったはずですよ」とのたまう。

 

これはある意味では、事務手続きを装った脅迫とも言える。

 

 

せっかく滞りなく進んでいたのにあなたが騒いで話を壊した。

 

そういったレッテルを張られることを引き合いにしたプレッシャーで押し切ろうとするわけだ。

 

 

いずれにしても、当事者に話を壊す決断ができなかった場合は、
営業の思惑通りに改変された内容で契約が締結されることになる。

当事者自身が騒がないのであれば、事件になどなりようがないからな。

 

 

後々になって問題になったらどうするのかって?

 

そんなの、問題になるまではわかりっこないんだから知らん顔だよ。

発覚する頃には、当の営業は知らぬ空の下だ。

 

もう、会社や契約の相手方からの報酬は受け取ったあとなんだし、
いつまでもその場にゲソつけてなんかいないだろう。

 

 

そう、こういうのは依頼する人間がいるからこそ起こることなんだよ。

会社や他人の契約の内容なんか変えたって、
当の営業に直接的な利益なんかあるわけがないんだから、これは必然的な話だろう。

 

営業が自分に利益のないことなんかするわけないんだからさ。

 

 

本来、当事者一方に立って契約更改等の権利義務の改変にかかわる事案を、
報酬を受け取って対処ができるのは弁護士だけだ。

弁護士法という法律上、そういう決まりになっている。

 

 

つまりこれは営業が自分の利益を得るために法の規定を潜脱している、
れっきとした脱法行為でもあるわけだ。

 

 

 1.「バックグラウンドは本気で聞いてはいけない」

 2.「偽名や偽装退社は当たり前の世界」

 3.「見えないところでは言いたい放題」

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