営業マンは自分への評価を上げるために人を悪人に仕立て上げる

人を踏み台にして自分の評価を上げる

 

「悪質営業マンの立ち回り」 項目

1.「人を踏み台にして自分の評価を上げる」

2.「うまくいかなきゃ人のせい」

3.「バレなければなにをやってもいい」

4.「人には約束を押しつける」

 

書いた人

行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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実際問題として、これは営業の世界ではよくあることだ。

比較、対比は営業プロセスの一環でもあるから、
流れの上では必然的に他人や他社を引き合いに出したりすることもあるだろう。

 

ここで言っているのはそういった次元の話ではなく、
自分が旨味を得るために、邪魔な他人を悪党に仕立て上げたりするような行為。

排除しようとしている者をターゲットが嫌がるように仕向け、
自分はその人を守ろうとしているという体を装ってターゲットからの評価を上げる。

 

相手を乏し、遠ざけ、自分は守るという体でターゲットとの距離を縮められるという、
正に、一石二鳥と言えるような手口だ。

 

 

要は、邪魔な人間やライバルを遠ざけたりするために、
旨味を絞るターゲットの被害者意識を刺激し、利用しているんだな。

 

場合によっては、警察への通報をほのめかしたりするような事例もある。

 

 

この行為の悪質さは、排除者が営業的なライバル等に留まらないところだ。

親族だったり友達だったり、恋人であったりする場合もあるな。

 

自分の目的のために当人達を仲違いさせ、
その結果によって浮き出てきた利益をかすめ取ろうとする。

端的に言えば、ターゲットの人間関係を換金しているとも言えるような行為だ。

 

 

目的は物品の販売等である場合ももちろんだが、それだけに留まらず、
ターゲットが得ている公的扶助であったり、交際関係になるためであったりする場合もある。

ただ、それをあからさまにやっては自分が暗躍しているのが傍から見え見えだから、
それを包み隠すために自分はその人達から守ろうとしているという体を作る。

 

所謂、正当性を用意するわけだね。

 

これを対外的にわかりやすい形で用意できさえすれば、
排除者に対する大抵の行為が許容され得る。

そのため、この手口で利用されがちな悪党の類型は、一般受けしやすいステレオタイプなものが多い。

 

毒親、詐欺師、引き立て役、ストーカー野郎、
そういった「守る行為」が受け入れられやすい悪党に排除者を仕立て上げたりするのが特徴だ。

 

 

これはもはや、営業活動とは言い難いだろう。

偶像を仕立て上げてそれからのありもしない脅威を見せつけ、
ターゲットに決断と行動を迫っているのだから。

 

本当は、その営業自身が脅迫者なんだよ。

 

 

しかし、わかりやすい正当性が用意されてしまうと、それも「守る」という行為として受け入れられてしまうんだ。

 

後々になって気付いたりするケースもあるが、
自分自身で決断した行動が元になってしまっていてどうにもならない場合も多い。

 

 

実際に起こった問題として、こういった行為の結果、
ターゲットとして狙われた者が経済的にも対外的にも追い詰められてしまった事例もある。

 

受けていた公的扶助が、営業個人の住宅ローンの支払いに充てられていたんだ。

 

 

自らの意思も絡んでしまっている話だから、もう、役所も頼れない。

公的扶助の詐取や目的外使用のペナルティって、思っている以上に厳しいんだよ。

 

近年ではコロナ助成金の虚偽申請が記憶に新しいが、
場合によっては刑事事件にまで発展するようなケースも珍しくないご時世だ。

 

その上、助けてもらえた親族や友人等も既に絶縁状態にしてしまっているから、
今更、誰かに助けを求めることもできない。

 

 

経済的だけでなく、人間関係までも喰い物にされた者の末路が、これだ。

 

仕掛人である営業は、やられたことに気付いて問い詰めたりしても知らん顔。

ターゲットがそういった孤立無援状態に陥らせることも狙いの上での行為だから、
どこにも泣きつくことなんかできないことを知っているんだよ。

 

 

こういった者は、営業、同僚といった体でターゲットの懐に潜り込んでくる。

 

もはや悪質営業などとという言葉で括るのも生温いほどの、邪悪な存在と言えるだろう。

 

 

 

 

続き 「うまくいかなきゃ人のせい」 

 

 

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