ターゲットに夢を見させて決断を迫るのは悪質営業マンの常套手段

相手の望んでいるものを見せつける

 

「悪質営業マンの手口」 項目

1.「権威づけによって油断を誘う」

2.「相手の望んでいるものを見せつける」

3.「時間を区切って焦らせる」

 

書いた人

行政書士明和事務所

行政書士 吉田 重信

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前項のような手口で話を聞かせるまでに追い込めたのであれば、
あとはそこを広げる形で話を展開してゆけばいい。

 

ターゲットが食いついたのが利益なのであれば、その利益をより大きく、
名誉や所属を期待してのことなのであれば、そうなることへの素晴らしさ。

それを別案件での具体例等を挙げて現実感を演出する。

 

その上で釣り上げた相手の希望するものがこの先に存在するかのように、
自分で手を延ばせば手に入るかのように見せつける。

 

 

要は、相手にを見させるんだな。

 

そして、その夢を掴むためには相手自身の行動が必要であるという形で決断を迫るんだ。

 

 

 

 

この、ターゲットが自らの意思で決断したとするのがミソでね。

営業自身が実際に本人の手を引っ張ってそこに押し込んでしまっては、
主導性という面で後々問題になる場合もあるからな。

 

最悪、強要や強迫で事件にされる恐れだってある。

 

 

だから、そういった法の規制を回避するために、
あくまでもターゲット自らがそう決断したという体を作り出そうとするわけ。

 

そうすれば、自分は紹介や案内をしただけという体で逃げられるからね。

 

 

もちろんそんな表面上の体だけかわせば違法性が回避できるほど、法の規制も甘くはない。

しかし、体裁上、ターゲットが自ら決断した形にされてしまっている以上は、
そうではなかったという立証責任は被害者側が行わなければならない。

 

クーリングオフの適用や消費者契約における強行規定抵触事例等は別として、
原則論ではそう対応せざるを得ないだろう。

 

 

そのハードルが極めて高いことを、連中は知っているんだよ。

 

法律上という観念だけでなく、心情的な面においても、ね。

 

 

その因果を含める上でも、ターゲット自身の決断を引きずり出す。

 

 

「自分で決めたことでしょう」と突き放すためにな。

 

 

 

これはそういう、ターゲットの自責の念も利用した口封じ。

 

利益はしっかり抜いた上で、保身は徹底的に行う。

悪質営業の基本的な立ち回りだと言っていい。

 

 

そして、その自己意思を引きずり出す、
もとい無理やり吐き出させるために利用されるのが、時間的な区切り。

 

所謂、「詰め」と呼ばれる、仕上げ行為だ。

 

 

 1.「権威づけによって油断を誘う」

続き 「時間を区切って焦らせる」 

 

 

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